出発が少し遅くなって、お昼過ぎに梅田を出る。名神高速に乗り、最初の休憩を桂川PAで取る。京都に遊びに行く時は、高速を降りる前に必ず立ち寄るPA。ここのソフトクリームがめっちゃ美味しいのだ(^^)
ソフトクリームももちろん食べたのだが、せっかく関西に来たので、記念にたこ焼き(笑)
ささ、本日の目的地。滋賀県のMIHO MUSEUMへとやって来た。
滋賀県の甲賀市信楽町の山奥にある、ちょっと変わった美術館だ。というか、こんな所に、こんな美術館があるなんて、今まで全く知らなかった。このロビーの三角形の造形を見てもしかして思い出す人もいるかもしれないが、あのパリのルーブル美術館のガラスのピラミッドで有名なI.M.ペイという人物による設計なのだそうだ。1997年の11月のオープンというから、そんなに最近というわけでもない。設計のテーマは「桃源郷」だそうだ。このテーマに関しては全く理解が出来ない(笑)いやいや、むしろ建物やデザインが、とにかくモダンでスタイリッシュ。無機質な感じがなく、美術品を見せてくれる環境としてはとても素晴らしいと思った。常設で、古代文明の貴重な美術品が多数展示されており、これらを見るだけでもなかなかいいものだ。
それで、今回ここで、「曾我蕭白 富士三保図屏風と日本美術の愉悦」の企画展をやっていたのだ。蕭白といえば、2年前、「ボストン美術館 日本美術の至宝」展でたくさんのユニークな作品を初めて見る事が出来た。特に展覧会の目玉でもある「雲龍図」は本当に凄かった!
今回見る事が出来た蕭白の作品は凄く落ち着いた水墨風景画だ。富士山と三保の松原、その周辺を題材に書かれた画で、六曲一双の大パノラマ作品。左隻には富士、右隻には三保の松原と美しい虹が描かれている。う~ん、素晴らしい(^^)
その他にもたくさんの仏像、磁器が展示され、展示方法もとても工夫がしてあり、さすがだなあという感じ。その中でもこの「埴輪犬」の可愛さにはやられた(^^)
素晴らしい美術品を見て、感動し、癒やされた後は、日本一大きな湖、琵琶湖畔で美しい夕日を愛でる。
比叡山方面に落ちた太陽の残照が、湖面に映り、これまた見事な景色なのだった(^^)
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