絵や音楽は理屈じゃ無い所がある。
専門家の方の感想・解説を読んで、ふんふんと納得する事はもちろんあるが、そんなことも飛び越えて、心の奥底にジンジン響いてくる物に出会う事がある。まあ、一目惚れといってしまえばそれまでだが、そんな出会いを感じた作品を偶然メディアで見てしまって、実際にその作品を今、生で見る事が出来る機会が用意されてて、じゃあ、それを実際に見に行くのか、見に行きたいのかと自問自答している段階でそのハードルが簡単に飛び越えられる物なら、行ってしまえ~。という感じで行ってきた(^^;
東京の三鷹市美術ギャラリーという場所で「届かない場所 高松明日香展」が開催されている。JR中央線に乗って三鷹駅を降りるとすぐのビルにこのギャラリーはあるので、アクセスはとてもいい。
なんだろう、色、絵のタッチ、構図。いろんな要素がこれほどまでに引きつけられるのか。解説を読んでいると、映画のワンシーンや、ネットで見つけた写真、自分で撮った写真などを自分なりにトリミングして絵におこしているらしい。アクリル絵の具を使った、その絵はとてもソフトで、少し寂しげな寒色系がとてもきれいだ。実際に近くで見るとそれほど緻密な書き込みがされているわけでは無いが、美しさはそれだけでは語れない。
テーマ11 「鳥を印象する」
絵のサイズも様々で、今までの作品を色々な組み合わせで一つのテーマに括られている。こんな展示方法で見せられる展覧会も初めてだし、なかなか面白い。写真撮影も大丈夫との事だったので、もうバシバシ撮らせてもらったがこんな事ならデジタル一眼持ってくれば良かった(^^;
高松明日香
香川県、1984年生まれ。というからまだ33歳ぐらいの女性。
尾道市立大学の出身らしく、ここには芸術系の学部があったんだとちょっと驚いた。関係ない話だが、先日尾道を旅行した時、たまたま入った居酒屋でアルバイトをしていた青年が尾道大学の人だった(^^;
「仮面」 2015年 アクリル・カンヴァス 273X220mm
「ジャンプしてSAYONARA」 2011年 アクリル・カンヴァス 970X1455mm
「神様の味」 2013年 アクリル・カンヴァス 455X530mm
「イエルベ・エルアグアの兄弟」 2014年 アクリル・カンヴァス 1303X1620mm
「内気な小説家」 2016年 アクリル・木製パネル 380X455mm
「行列」 2011年 アクリル・カンヴァス 803X1167mm
一番のお気に入り!
「私はそれを知らなかった」 2016年 アクリル・木製パネル 530X455mm
素晴らしい色が再現された、立派な図録も販売されている。
この「届かない場所 高松明日香展」は今月22日(日)まで(^^)
高松明日香 Painting works
twitter:takamatsu_asuka
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